Changelog

変更の記録

数字はすべて実測です。測っていないものは「推測」と書いてあります。 できないことも、できるようになったことと同じ場所に並べています。

0.3.21(2026-11-06)

0.3.20 で「企画を渡す」は届くようになりましたが、届くのは 2 人とも部屋に居るあいだに押したときだけでした。 ★入り直すと、相手の企画も錠も棚も何も来ませんでした。その理由を潰した版です。

★部屋に入ったとき、中身が丸ごと消えていました

部屋に入ると、サーバは「ようこそ」の中に企画の写し・溜まっていた操作・同席者を 入れて送ってきます。ところがアプリは、繋いだあとで受け取る口を用意していました。 受け取る口が無い合図は黙って捨てられるので、全部消えていました。

順番(実測。順番だけ変えて測りました)届いた合図
繋ぐ → 聞く(これまで)★0 件
聞く → 繋ぐ(直したあと)4 件

★しかも番号だけは進むので、入り直しても戻ってきませんでした。

★失敗が、どこにも出ていませんでした

通信部分は 8 種類の知らせを出していたのに、受け取っていたのは 5 種類だけでした。 残り 3 種類は誰も聞いておらず、失敗が静かに消えていました。

出していた知らせ直す前
サーバが断った理由(速すぎます・記録が上限 など)★一切出ない
読めなかった相手の編集★黙って抜ける
渡した企画が受理されたかどうか★確かめずに成功と出す
トラックの取り合いに負けたこと★何も出ない
素材を送っている側の進み具合★何も出ない

全部つなぎ、画面に出すようにしました。 「企画を渡す」も、サーバの受理を待ってから成功と言うようにしています。

★この型を二度と通さない数え方を入れました

「知らせを出しているのに、受け取る所が 1 つも無い」を機械に数えさせます。 入れた瞬間に 5 件を名指しで見つけました。 同席の検査は 161 項目、本物のサーバに繋いで通す試験も 18 項目加えています。

0.3.20(2026-11-06)

★「この企画を相手へ渡す」が、一度も届いていませんでした。 0.3.19 で釦を付けたのに、押しても相手に何も出ない状態でした。 実機で 2 人で使って見つけ、直しました。

押した側も中継も、成功していました

利用者が OK を押すと、企画は中継に届き、27,008 バイト(クリップ 51 本)が 保存されるところまで成功していました。それでも相手の画面には何も出ません。 理由は 2 つ、どちらも中継側でした。

道直す前直したあと
同席している人へ配る ★配っていない(保存して送り主に返事をするだけ) 置いたらその場で配る
入り直したときの追いつき ★渡らない(条件が「番号 > 起点」で、操作 0 件の部屋では 0 > 0 が偽) 同じ番号でも渡す

★つまり配信もされず、追いつきでも渡されず、完全に行き場を失っていました。 トラックの錠などの操作は配っていたのに、企画の写しだけ配っていませんでした。

同じ企画が二度届いても、聞き直しません

追いつきの条件をゆるめたので、繋ぎ直すたびに企画が届くようになります。 そのつど「丸ごと差し替えますか」を出すと確認の嵐になるので、 一度当てた(または断った)ものと同じなら黙って捨てます。

★この道には、検査が 1 つもありませんでした

企画の受け渡しは、中継にも通信部分にも自己検査が 1 項目も無いまま配っていました。 中継に 8 項目、通信部分に 6 項目を足し、 同席全体の検査は 150 項目になりました。 ★69 通りに壊して、69 通りとも落ちることを実測しています。

0.3.19(2026-11-06)

実機で 2 人で使って見つかった 3 件を直しました。 どれも動いてはいるのに、使えない型です。

★画面の外に居る相手が、見えませんでした

相手が 62.6 秒の所に居て、画面に出ていたのが 0〜23 秒のとき、 相手の再生ヘッドは 3,866px の所に正しく描かれていました。ただし画面の外です。 利用者からは「同席 2 人と出ているのに、相手がどこにも見えない」でした。 ★描けているのに見えないのは、描けていないのと同じです。

直す前直したあと
範囲の外に居る人★何も見えない画面の端に寄せて出る
どっちに何秒か★分からない「◀ 名前 62.6s」と出る
見に行く手段★無い札を押すとその人の所へ飛ぶ

★企画の受け渡しを、押して渡す形にしました

直す前は「部屋で一番古い人が自動で渡す」でした。実機ではこうなりました ── 先に部屋を作った方の企画がテロップ 1 本、あとから入った方が素材 1 本・4 トラックの本番。 決まりに従って中身の薄い方が本番の方へ「差し替えますか」と聞きに行き、 当然断られ、2 人が別々の企画を開いたまま同席していました。

★どちらの企画を正にするかは、機械に決めさせてはいけないものでした。 同席の板に「この企画を相手へ渡す」を置き、押すと何を渡すかを数で出して確かめます。 受け取る側にも必ず確認が出ます。入室しただけでは、もう何も渡しません。

★受け取った瞬間に、足りない素材を頼みに行くようにしました

企画が届いた瞬間こそ相手の素材が手元に無いのに、頼みに行くのは 次の知らせが来たときでした。つまり板に「足りない 1 件」と出たまま、 ふつうは何も起きませんでした。そこで鎖が切れていました。

0.3.18(2026-11-06)

★更新が届かなくなる原因を直しました。 あわせて、オンラインで一緒に編集する「同席」が実用になりました ── あとから入った人へ企画をまるごと渡し、足りない素材を 機械どうしで直接送ります。

★更新のインストーラを 1 本も消していませんでした

更新のために落とした exe が保存先に残り続けていました。実測した PC では 5 本・625.3 MB 溜まり、C: の空きが 10 MB になっていました。 つまり TSUGIME 自身が、TSUGIME の更新に要る 126 MB を食い潰していました。 利用者からは「自動更新が来ない」としか見えません。

実測直す前直したあと
古い落とし物★一生残る落とす前に片付ける
空きが足りないとき★途中まで落としてから失敗始める前に、要る量と今ある量を出して断る
空きが測れないとき―止めない(測れない=足りない、にしない)

更新が、押さずに入れ替わるようになりました

ランチャーが更新を見つけたら、そのまま落として入れ替えます。 企画を開く前だけなので、作業中のものは巻き込みません。「中断する」で見送れます。

★背負うことを隠しません。この exe にはコード署名がありません。 配り先が乗っ取られた場合、押す形なら Windows の警告が出ますが、 自動だと警告なしに実行されます。危険を承知のうえでこの形にしています。

同席 — オンラインで一緒に編集する

道具列の「同席」で部屋を作り、出てきた合言葉を相手に伝えるだけです。 アカウントも登録もメールもありません。

実測(東京の中継まで・30 回)ミリ秒
自分の操作が画面に当たるまで0(返事を待たない)
相手に届くまで(中央)26.9
30fps の 1 コマ33.3 ── 中央は 1 コマ未満

★中継は中身を読めません。合言葉から鍵を作るのは皆さんの PC の中だけで、 鍵は送りません。運ばれるのは暗号化された塊だけです。 素材は中継を 1 バイトも通りません(機械どうしで直接送ります)。

★できないこと。同じトラックを 2 人で同時には触れません(担当を分けてください)。 回線の組み合わせによっては素材を直接送れません。 フォントの実体は配りません(型が持つのは書体の名前だけです)。

0.3.17(2026-11-06)

オンラインで一緒に編集する「同席」を入れた版です。 あわせて、★2 人で編集すると企画が開かなくなる不具合を直しました。

★2 人で編集すると企画が開かなくなっていました

クリップの内部の番号が 1 からの連番で、機械が違っても同じ番号から振り直していました。 2 人が同時に素材を置くと両方が同じ番号になり、企画を合わせた瞬間に 「番号が重複しています」で開けなくなります。起動ごとの印を入れて直しました。 今までの企画はそのまま開けます。

ついでに、12 個の部品が「番号の付け方を本体に合わせる」と書いたまま 1 度も合わせていなかったのが見つかったので、全部つなぎました。

0.3.16(2026-11-01)

★0.3.15 は配っていません。この版に入っています。 長い素材で「2 本目の音声」が使えるようになり、音声の取り込みが 8 倍速くなりました。

長い素材でも 2 本目の音声が使えます

マルチトラック録音(OBS の分離録音・ピンマイク別録り)の素材で 2 本目を選んでも、 18 分より長いと 1 本目が鳴っていました。0.3.15 で一度直しましたが、その直しは 「クリップを短く切った人」にしか効かず、素材をそのまま置く普通の使い方では 何も変わっていませんでした。

実測(音声 3 本入り 33 分の録画を 1 本のクリップに置く)直す前直したあと
取り込む量★726MB(断られる)220MB
2 本目を選ぶ★1 本目で鳴る7.4 秒で 2 本目が鳴る
25 分へ飛ばす★鳴らない7.0 秒で追いつく
書き出し★1 本目が入る選んだ本が入る(差 0.000000)

0.3.15(2026-10-30)

★この版は配っていません。組んで検査まで通しましたが、 配り先へ 1 バイトも上げないまま次へ進んでしまいました。 中身は 0.3.16 に入っています。

直した 5 件のうち 3 件は、画面が成功と出したまま壊れる型で、 使っている間は気づけないものでした。 ★なお、この版で入れた「18 分の壁」の直しは半分しか直っておらず、 0.3.16 で直し直しています(詳しくは上の 0.3.16)。

0.3.14(2026-10-23)

★0.3.13(2026-10-22)の出し直しです。中身は同じで、配った物だけを作り直しました。 ★12 件の不具合を直し、届いていなかった 4 機能を繋ぎました。

一部分だけ消したつもりが、タイムライン全部が消えていました

音と映像を組にしたクリップを分割すると、組の印が複製されていました。 そのあと 1 本を消すと、同じ印を持つクリップが全部消えていました。 ★前の版で作った企画も、開いたときに自動で分け直します(何本直したかをお知らせします)。

そのほか

書き出しを中止したのに前に作ったファイルが上書きされていた件、 速度ランプが絵に 1 コマも効いていなかった件、 波形・ヒストグラムが嘘の数字を出していた件を直しました。

0.3.12(2026-10-16)

★22 件の不具合を直しました。 どれも「直しを戻すと検査が名指しで落ちる」ことを実測してから入れています。 検査は 103 本 60,700 項目から 108 本 61,322 項目に増え、 実機で動かす画面側の検査 34 項目は飛ばし 0 で全部合格しました。

複合クリップ(ネスト)が、画面にも書き出しにも 1 枚も出ていませんでした

0.3.11 で保存は直しましたが、描く側と鳴らす側が一度も繋がっていませんでした。 ネストを作ると、その部分は黒いまま・無音のままでした。

実測直す前直したあと
ネストの中身が画面に出るか★出ない出る
書き出した映像に出るか★出ない出る
書き出した音に入るか★入らない入る
プレビューで音が鳴るか★鳴らない鳴る

中身を 1 枚の絵と 1 本の音に焼いてから普通のクリップとして扱うので、 ネストに掛けた速度・音量・フェードがそのまま効きます。

光過敏性発作(PSE)の検査が「安全」と嘘をついていました

標本の刻みが 1 秒 15 枚に固定されていたため、1 秒に 15 回の明滅 (30fps の素材で 1 コマおきに明暗が入れ替わる、最も多い危険な形)が 完全に消えていました。刻みを企画のコマ数に合わせました。

実測(30fps・全画面が明暗に反転する素材)刻み 15/秒(直す前)刻み 30/秒(直したあと)
見分けられる上限7.5Hz15Hz
指摘の件数★0 件1 件
検出した回数★0 回/秒15 回/秒
判定★安全安全でない

あわせて、検査範囲が先頭 120 秒に固定されていたのも直しました (28 分の番組では 7.1% しか見ていませんでした)。範囲は結果に必ず出ます。

作業が消える不具合

  • ★「版を記録」で残した版が、企画を閉じた瞬間に全部消えていました。 保存するようにしました。画面は「あとから見比べたり、戻したり、枝分かれさせたりできます」と 約束しているのに枝分かれの入口が 1 つもありませんでした。作りました。
  • ★自動保存の最中に編集すると、その編集が黙って捨てられていました。 しかも画面は「保存済み」と出ていました。保存し直すようにしました。
  • ★文字起こしを途中で止めると、終わっていた区間も全部捨てていました。 3 時間の素材なら 2 時間半ぶんが消えていました。使えるようにしました。

出来上がりが狂う不具合

  • ★マスターをミュートしても、書き出した音は鳴っていました。 ミュートしたマスターを素通りする道が 2 本ありました。リミッターも通っていませんでした。
  • ★「高品質(フレーム単位)」を選んでも、対応していない環境では黙って実時間記録に落ちていました。 そのせいで掛からなかったもの(ラウドネスの整え・ミキサーのバスとインサート・ マスターのリミッター・パン)を名指しで出すようにしました。
  • ★素材を繋ぎ直せなかったのに「繋ぎ直しました」と出ていました。 尺が違うときは理由も画面に出します。
  • 繋ぎ直したあと、前のファイルのサムネイルと帯が残っていました。

押しても何も起きなかったもの

  • ★パネルの配置(ワークスペース)が丸ごと動いていませんでした。 設定の「配置」の釦は押しても何も起きないのに成功したように見え、 「パネルの見出しをつかんで動かす」も効きませんでした。繋ぎました。 組み込みの配置 4 つ(編集・カラー・テロップ・オーディオ)を切り替えられます。
  • ★「マグネティック」を入れても、入れた瞬間に 1 度詰め直すだけでした。 その後クリップを動かす・詰める・消すと、隙間と重なりがすぐ戻っていました。 編集のあとに必ず整えるようにしました。
  • ★スナップとマグネティックのチェックが実際の状態と食い違っていました(印が固定値でした)。

そのほか

  • 再生速度のプルダウンが、一覧に無い倍率のとき0.25× と誤表示していました。 触るとその値が消えていました。小数を直に入れる欄も足しました。
  • ロックしたトラックのクリップが Delete と分割で消えていました。
  • mkv / webm の注意書きが事実と違っていました。
  • 企画の名前が、自動保存の復旧一覧で全部同じに見えていました。
  • 出荷している自己診断が、34 項目のうち 1 項目を永久に走らせられませんでした。

0.3.11(2026-10-05)

★複合クリップ(ネスト)を使うと、企画が壊れていました。直しました。 クリップを 2 本選んで「ネスト化」すると、3 つのことが同時に起きていました。

  • ★ネストの中身が保存されませんでした(行き先の無い殻だけが残る)。
  • ★保存したファイルを開けませんでした(「type が不正です」で落ちる)。
  • ★ネストの中に入ったまま保存すると、外側のタイムラインが全部消えました。 V1 に中身・V2 に本編・A1 に BGM がある企画で中に入って保存すると、 保存されたのは V1 の中身だけ。印だけ外側のものが残るので、 食い違った 1 本のファイルになっていました。 ★自動保存も同じ所を通るので、12 世代すべて同じ形で壊れていました。
  • ★ネストの中身を保存・復元します。 往復して中身が一致することを実測しました。
  • ★保存したファイルが開けます。 型の名前は複合クリップ側の正本から取っています(2 か所に書き写していません)。
  • ★ネストの中で保存しても、外側のタイムラインが残ります。 ★保存しても「見ている場所」は動きません。
  • ★取り消し(Ctrl+Z)でもネストの中身が戻ります。 これが無いと「クリップは戻ったのに中身は新しいまま」になります (見た目は戻って見えるので、いちばんたちが悪い形です)。
  • ★開いた直後は必ず一番外から見せます。

★見つけ方について正直に: 8 方向の総当たり調査を走らせ、各所見を 3 つの視点で 反証にかけました。この不具合は 3 票すべてが「本物」と答えたものです。 ★そのうえでこちらでも 1 から再現してから直しました。 直す途中で、既存の見張りが中途半端な仕事を 3 回捕まえています。 自己検査は 103 モジュール・60,689 項目で不合格 0 です。

0.3.10(2026-10-03)

★「納品前QC検査」が明滅(光感受性発作・PSE)を見るようになりました。 日本の放送では、急な明滅や規則的な縞模様は納品前に必ず見られます。 ★ところがその検査が 1 行も入っていませんでした。

実測(直す前): 全画面 25Hz の明滅は エラー 0 件・警告 0 件で通り、 10Hz では 「映像が静止しています」と出ていました(診断が逆)。 ★判定の仕組み自体はソフトの中に在って正しく働いていました。 納品前の関門がそれを呼んでいなかっただけです。 ★メニューに名前があって中が空という形は、機能が無いことより信用を削ります。

  • ★明滅と縞模様を見るようになりました。 実測: 5Hz / 10Hz / 15Hz / 25Hz の全画面明滅をすべてエラーとして出します。
  • ★コマごとに見ます。 最初は 1/15 秒刻みにしたところ 15Hz の明滅がちょうど消えました(毎回同じ位相を拾うため)。 ★30fps で 1 コマおきの白黒がちょうど 15Hz = 一番ありふれた明滅の形なので、 刻みを「企画のコマ間隔」に変えました。 素材はコマより速く明滅できないので、理屈の上の取りこぼしが無くなります。
  • ★見分けられる上限と、見た範囲を必ず出します。 「この検査が見分けられるのは 15 Hz までです」のように書き、 途中までしか見られなかったときは「先頭 ○ 分までを見ました(全体の ○%)」と出します。 ★指摘が 0 件でも「安全」とは言いません。
  • ★明滅を「静止」と取り違えなくなりました。 静止の検査は 0.5 秒刻みなので、2Hz の明滅とちょうど重なって「同じ絵」に見えていました。 コマごとの走査で絵が動いていたと分かったら、静止の指摘を取り下げ、理由も出します。 ★本当に静止している絵は、今までどおり「静止」と出ます。
  • ★検査を切ったときも、絵を見られなかったときも黙りません。

★判定の数字(1 秒に 3 回を超える点滅・輝度差 0.20・面積 1/4・赤 1/10・縞の対 5)は 元から在ったものをそのまま使っています。★2 か所に同じ数字を持たせていません。

★まだできていないこと(正直に)

  • ★「編集を診断する」の明滅検査は、いまも先頭 120 秒までです。 28 分の番組なら 7.1% しか見ていません。こちらは直していません (「納品前QC検査」は全体を見ます)。
  • ★本物の素材での所要時間を測れていません。 偽の絵では 1 標本 0.12〜0.42 ミリ秒(28 分で 6〜21 秒)でしたが、 本物は復号が入るのでもっと掛かります。 上限を超えたときは、見た範囲を正直に出します。

0.3.9(2026-10-03)

★書き出しが、せっかく仕上げた音量を黙って −14 LUFS に戻していたのを直しました。

企画の設定には「納品先」があり、正しい目標値が前から入っていました (日本の放送 ARIB TR-B32 は −24 LKFS/真ピーク −1 dBTP、欧州 EBU R128 は −23、 北米 ATSC A/85 は −24/−2、配信は −14)。 ★ところが書き出しだけが −14 を直書きしていて、画面のチェックも 「ラウドネス正規化(−14 LUFS)」固定・既定でオンでした。 実測: ARIB どおり −24.000 LKFS に仕上げた音を書き出すと、 最後に +10.000 dB 持ち上げられて −14.000 になって出ていました。 ★これは「放送機能が足りない」のではなく、お使いの方の仕事を黙って壊すバグです。

  • ★書き出しの目標が、企画の「納品先」に従うようになりました。 実測: −24.000 の音に ARIB を選ぶとゲイン −0.000 dB(そのまま)、 EBU なら −23.000、ATSC なら −24.000、配信なら −14.000。
  • ★真ピークの天井も納品先に従います(ATSC は −2 dBTP)。 それまで −1 dBTP の決め打ちでした。
  • ★納品先が「指定なし」のときは音量を触りません。 目標が無いのに勝手な数字へ寄せるのが一番よくないためです。
  • ★画面の札が実際の目標を出します。 それまで納品先を放送にしても「−14 LUFS」「YouTube の基準に合わせます」と 出ていました(★名乗りが嘘でした)。

★既定は「配信」なので、今までの使い方では結果が 1 サンプルも変わりません。

★正直に書いておきます(テレビ納品について)

「放送で使えるか」を納品の要件ごとに実測しました。 ★テレビ局への納品には使えません。

  • ★MXF(XDCAM HD422 / AVC-Intra)や ProRes で出せません。符号化器がありません。
  • ★10bit 4:2:2 で出せません。H.264 の 10bit 4:2:2 が使えないことを実機で確認しました。
  • ★1080i(インターレース)で出せません。書き出しの経路にその口がありません。
  • ★AAF を出せません。

できていること: ラウドネスは本物です(K 特性の重み付け・ゲーティング・ サンプル間のピークまで入っており、狙った値に誤差 0.000 LU で当たります)。 波形・ベクトル・信号レベルの判定も本物です(検査 222 項目)。 EDL / FCPXML を書き出せ、29.97 のドロップフレームで往復させて 1 コマも狂いませんでした。

★だから言えるのは「放送に出す一歩前まで」です。 配信・企業映像なら十分で、テレビの粗編(本編集は別の設備)にも使えます。

0.3.8(2026-10-03)

★タイムラインに「もう書いてあったのに使えなかった」機能を繋ぎました。 プロ用の処理を集めたファイル(2,274 行)を調べたところ、 12 本・約 664 行(全体の 29%)が画面からまったく使えない状態でした。 見た目を決める CSS は全部すでに書かれていて、 その形を作る数行だけが無いという形です。

使えるようにしたもの

  • ★トラックの高さを変えられるようになりました。 トラックの頭の下辺を上下に引きます(28〜200px)。 音声トラックを低くして映像を大きく、という配分を自分で決められます。 ★両手が使えない方のために、つまみを選んで ↑↓ でも変えられます(Shift で 4 倍)。 ★高さは企画ファイルに保存されます。
  • ★トラックを畳めるようになりました。 トラックの頭の ▸ を押すと 18px の帯になり、もう一度押すと元の高さに戻ります。 ★畳んでも音は鳴り続け、書き出しにも入ります(隠すのではなく場所を空けるだけ)。 ★畳んだトラックでは中身を描きません(見えない絵のために素材を読みに行かない)。
  • ★印から印へ飛べるようになりました(Ctrl + ← →)。 印は前から打てて(M)表示もされていたのに、 印から印へ移動する手段が 1 つもありませんでした。 長い動画では印を打っても辿れません。★キーは設定で変えられます。

★見つけて直した不具合 2 件

どちらも「説明に書いてあるとおりに使うと、間違った結果が返る」たちの悪い形でした。

  • ★「前の印へ」が「次の印へ」動いていました。 実測(印が 5 / 10 / 15 秒にあり、いま 10 秒): 数の −1 なら 5 秒(正しい)、 文字の prev なら 15 秒(逆)。説明文は prev を正式な値として書いています。
  • ★トラックの高さに「数でないもの」を渡すと 28px に潰れていました。 空の文字列などを 0 として受け入れていたためです。 ★数値の入力欄を付けたら、中身を消した瞬間にトラックが潰れる形でした。

★決めごとを 1 つ変えました

「ロックしたトラックは全操作で対象外」と書いてありましたが、 高さと畳みだけはロックしていても変えられるようにし、 その約束のほうを直しました。 理由: ロックは素材を守るためのもので、高さと畳みは素材を 1 バイトも変えません。 ★断るほうが害が大きいです(固定したトラックこそ、邪魔だから畳みたいはずです)。

まだ繋いでいないもの(正直に)

  • J カット / L カット(会話編集の定番)… ★動くことは確かめました (音を 0.5 秒伸ばしても、すでに鳴っていた部分の同期は 1 サンプルもずれません)。 繋ぐには企画の長さを数え直す処理が要ります。
  • ミニマップ(全体の縮小図)… 動きますが、枠を右へ引くと絵全体が縮む不具合があります。
  • トラックのグループ(カメラ 3 台をまとめて畳む)… 動きますが、 ★作ったグループを解く/名前を変える関数がありません。
  • クリップの整列 … ★同じトラックのクリップを頭揃えにすると全部重なります (音が二重に鳴り、書き出しからも落ちます)。先に方針を決める必要があります。

0.3.7(2026-10-02)

★「タイムラインに映像の絵が出ない/音声の波形が出ない」を直しました。 原因は描画ではなく、素材が見つかっていなかったことでした。

企画ファイルに映像の中身は入りません。入っているのは「どこにあったか」だけです。 開いたときに元のファイルを自動で探して繋ぎ直しますが、繋ぎ直せないことがあります。 ★そのとき 0.3.6 まではクリップが普通に見えていました。 絵も波形も出ないのに、理由が 1 文字も出ません。 実機で測った見え方: 絵の canvas 0 個/クリップの文字はファイル名だけ。 これでは「編集ソフトの描画が壊れた」と見えます。

  • ★素材が見つからないクリップに斜線と点線の枠を付けました。 色だけで区別していません(色が見分けにくい方に伝わらないため)。
  • ★理由をクリップの中に書きます。 例: 「素材が見つかりません — 3.4GB あり、2GB を超えるため自動では繋ぎ直せません (手で選び直せば繋がります)」
  • ★2GB を超えるファイルの理由を捨てていたのを直しました。 内部では「大きすぎる」と分かっていたのに、ただの失敗として捨てていました。 ★OBS の長時間収録は普通に 2GB を超えます。手で選び直せば繋がるので、そう書きます。
  • ★企画を開いたときに、繋がらなかったものがあれば知らせます。 それまでは端末の記録にしか出ていませんでした。
  • ★狭いクリップでは理由の札を隠します(名前が消えるほうが困るため)。 斜線と点線は残るので「中身が無い」ことは伝わります。

★クリップの切り位置・長さ・効果は残っています。 素材を繋ぎ直せば、そのまま絵と波形が出ます。 繋ぎ直し: 「ファイル」→「オフラインの素材を繋ぎ直す…」

0.3.6(2026-10-02)

★配った版で「自己診断」を押すと 9 項目が赤く落ちていたのを直しました。

  • アプリには画面から押せる「自己診断」があります(本体を別の器で起動して実際に操作する検査)。 ★ところが配布物に検査ファイルが 1 枚も入っていませんでした。 実測(0.3.5 の中身): ファイル 206 件のうち、検査のものは 0 件。 読み込みは絶対パスなので、押すと 9 項目が「読み込んだが関数が生えていない」で 赤い失敗として出ていました。
  • ★製品が壊れていたのではなく、配り方が間違っていました。 検査を開く頁だけが同梱されていて、それが要る 9 本が抜けていました。 画面側の検査 9 本(105KB)を同梱しました。
  • ★読み込みそのものが失敗したときは「環境が足りません」として出すようにしました。 赤い失敗にすると、本物の不具合がその中に埋もれます。
  • 作る側: 検査が同じ 6 本を 2 回走らせていました。実測 50 秒 → 26 秒。 ★遅いだけでなく、同じ数字が 2 回出る記録は「どちらを読めばよいか」が分からなくなります。

0.3.5(2026-10-02)

0.3.4 を出したあとに書き終えた 4 つを揃えた版です。 ★0.3.4 は、このうち 3 つが入らないまま出てしまいました。 組み上げた時刻(23:43)より後に 5 本のファイルを書いていたためです。

★mkv / webm の音声トラックを読めるようにしました

OBS の既定の録画容器は mkv です。 0.3.1 で mp4 / mov / m4a の音声トラックは選べるようになりましたが、 mkv と webm は「数えられない」状態のままでした。

  • Matroska(EBML)を歩いて、トラックの数・言語・名前・チャンネル数を読みます。
  • ★数えるだけでなく、鳴らせます。 0.3.4 までは数える側だけが mkv を読めて、 復号する側が読めませんでした(=一覧には 4 本と出るのに、2 本目を選ぶと 1 本目が鳴る)。

★書き出す前に断るようにしました

取り出せない符号化の音声トラックを選んだままだと、0.3.4 までは 黙って 1 本目の音で書き出していました。 注意が出るのは書き出しが終わったあとで、 10 分待ってから「別人の声でした」と判ることになります。

  • 窓を開いた時点と「書き出し開始」を押した時点の両方で数え直します。
  • ★止めません。 1 度目の押しで断りを出し、釦を「このまま書き出す」に変えます。 もう 1 度押せばそのまま書き出します(書き出せなくするほうが害が大きいため)。
  • 断りの中身が変わったら、前の「承知」は当てません。

自動保存を 12 世代にしました

1 世代だけだと、壊れたデータで上書きされた時点で戻せなくなります。 12 世代を順に残し、古い順にしか消しません。 世代の本体と索引は同じトランザクションで書くので、 途中で電源が切れれば両方そろって巻き戻ります。

サイズを自由な数値で決められるようにしました

9:16 / 16:9 などの選択肢に加えて、縦横を数値で直接入れられます。 プレビューも企画の形に合わせて描くようにしました (0.3.4 までは絵の枠が 1280×720 の決め打ちで、縦型にしても 16:9 のまま 上下に黒帯が出るだけでした)。 大きさを変えたあと Ctrl+Z したときに欄の表示だけ古いまま残る不具合も直しました。

★今もできないこと(0.3.6 でも直っていません)

  • 「頭へ戻す」を押した直後に再生すると、切れ目で絵が止まることがあります。 1 回目の再生で各素材の読み手はそれぞれの終わりまで進んで止まります。 0.3.3 からは止めた時・再生位置が飛んだ時に出番待ちの読み手を頭へ戻す仕組みが 入っていますが、1 本につき実測 197〜1185 ミリ秒かかります (鍵フレームまで戻って復号し直すため)。3 本ずつ並べて直しても 5 本あるとおよそ 2.6 秒かかります。 ★2.6 秒ほど置いてから再生すれば起こりません。直し方を探しています。
  • 配布物に署名していません。 実行時に SmartScreen の警告が必ず出ます。

0.3.4(2026-10-01)

実際に使っていただいたご指摘を直しました。

  • ★映像と音声を分けられるようになりました。 タイムラインの「音声を分離」で、映像クリップから音声を別のクリップに切り出せます。 音だけ動かす・音だけ切る・音だけ別のトラックへ、ができます。 ★分けたあと二重に鳴らないようにしてあります (分けた映像側には音量つまみを出しません。理由も画面に書いてあります)。
  • ★音声トラックをクリップごとに選べるようになりました(mp4 / mov / m4a)。 選んだ音は再生にも書き出しにも使われます。 ★このときは mkv / webm がまだ 1 本目だけでした(0.3.5 で対応)。
  • ショート動画モードでプレーヤーが潰れて見えるのを直しました。 実測: 直す前の縦横比 1.53(横に 2.7 倍)→ 直した後 0.5625。 真円と正方格子を描いて撮って確かめています。
  • 素材の青い枠を掴んでも大きさが元に戻るのを直しました。
  • テロップの検索を足しました。
  • ★書体は同梱していません。 配っているソフトなので、 再配布の可否が確かめきれないものは入れません。 見つからなければ配布元とライセンスと入れ方を出します。 入っていない書体は選べないようにしてあります (選べると「画面と書き出しで字が違う」事故になります)。

0.3.3(2026-10-01)

★×ボタンや Alt+F4 でソフトが閉じられなかったのを直しました。

  • ★× は窓枠のクリックで、頁の中の操作ではありません。 「保存していない変更があります」を頁の中の窓で聞いていたため、土台(Chromium)が 出さずに握り潰していました。握り潰されると「閉じない」と答えたことになり、 何も出ないまま閉じないソフトになっていました。 未保存のときだけ起きるので、編集を始めると必ず踏みます。 タスクマネージャーから落とすしかなかったのはこのためです。 → Windows の窓で聞くようにしました。 ★万一それすら出せない事態でも閉じる側に倒してあります。
  • ★文字起こしが 1 時間で強制終了していました。 3 時間の音声は認識に 1〜4.5 時間かかるので必ず殺されていました (画面には「解析できませんでした」とだけ出ます)。 音の長さから待ち時間を決めるようにしました(3 時間なら最大 12 時間)。
  • ★音を丸ごとメモリに載せていました。 3 時間ぶんで 5GB 近くになり、 その前に落ちていました(「メモリが足りず解析できませんでした」の正体)。 10 分ずつ刻んで処理するようにしました。 実測: 3 時間・989MB の素材を 36MB 前後の使用量で読み切り、 時刻のずれは 3 時間通して 0.003 秒以下。
  • ★ただし、3 時間の素材を最後まで文字起こしして字幕が出るところまでは、 まだ確かめられていません。 土台が動くことまでを確かめた段階です。

0.3.2(2026-09-29)

★音声認識が日本語のフォルダで動くようになり、用語辞書が日本語でも効くようになりました。 原因は 1 つでした。同梱している認識プログラムにマニフェストが 1 枚も入っておらず、 Windows が文字を CP932 で渡すのに、認識側は UTF-8 で読んでいたためです。

  • ★フォルダ名に日本語があっても音声認識が動きます。 0.3.1 までは「パスに日本語が残っています」と断っていました。
  • ★用語辞書が「聞き取りの段階」から効きます。 「ツギメ」「リバティシンク」を登録しておくと、認識そのものがその語で出ます。 0.3.1 までは日本語の語が届かず、認識したあとで置き換えることしかできませんでした。 実測(同じ音声・同じモデル・同じ日本語フォルダ): 0.3.1 までは何も出ない、 0.3.2 は「★リバティシンクのツギメについてご説明します。」
  • ★古い Windows(1903 より前)では効きません。 その場合は 0.3.1 までと同じ動きに戻るだけで、 今までできていたことができなくなることはありません。

0.3.1(2026-09-29)

  • マルチトラック録音の素材が何本の音を持っているかが見えるようになりました。 ★0.3.0 までの表示には 2 つの嘘がありました(同じバイト列で比べて実測)。 5.1ch を「ステレオ」と出していたこと、トラックの日本語名が文字化けしていたことです。
  • 文字起こしの用語辞書を足しました。 ★0.3.0 では企画に保存されていませんでした (アプリ自身が起動時に警告を出していました)。保存と復元の両方を足しています。

0.3.0(2026-09-29)

  • 自動更新を入れました。起動時に更新の案内を見て、新しい版があればお知らせします。 照合値(sha256)が合わなければ入れません。 ★更新の問い合わせに個人を指す情報を一切載せていません (送っているのは 3 つの決まったヘッダだけです)。

配った日と大きさ(サーバの実測)

  • 0.3.0 … 2026-09-29(Setup 130,609,142 B)
  • 0.3.1 … 2026-09-29(Setup 130,848,585 B)
  • 0.3.2 … 2026-09-29(Setup 130,848,680 B)
  • 0.3.3 … 2026-10-01(Setup 130,944,149 B)
  • 0.3.4 … 2026-10-01(Setup 131,062,672 B)
  • 0.3.5 … 2026-10-02(Setup 131,065,048 B)

0.2.0(2026-09-09)

0.1.0 をお使いの方へ。この版で一番大事なのは、素材一覧の不具合が直ったことです。

★まず直った 1 件(0.1.0 では編集の最初の一歩が塞がっていました)

  • 取り込んだ素材が素材一覧に出ないことがあったのを直しました。 0.1.0 では、起動したあとに素材を読み込んでも一覧は「素材がありません」のままで、 下の数だけが増えるという食い違いになり、タイムラインへ引けませんでした。 原因は、一覧を描き直す合図が一度も送られていなかったことです (0.1.0 の js フォルダ 145 本を調べたところ、描き直しの関数は定義の 1 行だけで、 呼び出しは 0 件でした)。この 1 点だけでも上げる値打ちがあります。

新しくできるようになったこと

長い収録で「終わりだけ音がずれる」を直せる

別々の機器で撮った素材は、頭を合わせても機器ごとの時計の進み方の差で終わりがまたずれます。

0.2.0 はその「進み方の差」を何か所かで測り、直線に乗ればクリップの再生速度で合わせます。

  • 実測(800ppm ずらした 30 分の素材): 頭を合わせたあとに 30 分後へ残るずれ 1.440 秒 → 0.009 秒(約 160 分の 1)。
  • 入り方: 「解析」→「音声で同期…」→ 頭を合わせるボタンの隣の「時計のずれも調べる」。 結果は「+805.0 ppm(1 時間で 2.90 秒)」のように、ppm と「1 時間で何秒」の両方で出ます。
  • Ctrl+Z で戻せます。

★測れる範囲には限りがあります。正直に書きます。

  • 2 分未満の素材は測りません。 ずれは時間をかけて積もるものなので、原理的に測れません。
  • 名乗れる下限の実測: 5 分 ±268ppm / 10 分 ±129ppm / 20 分 ±64ppm / 30 分 ±42ppm / 45 分 ±28ppm。 0.01%(100ppm)のずれを確実に見つけられるのは 20 分以上あるときです。 5 分では 6 回試して 0 回、10 分でも 1 回しか「あり」と言えませんでした。
  • 「ずれが無い」と「測れない」は必ず言い分けます。見つからなかったときは 「この素材で見える下限は 42 ppm。それより小さいずれは、無いのか見えないのか区別できません」 と、その素材の下限を添えて出します。
  • ★つなぎ直した素材・録画が飛んだ素材には掛けないでください。 途中が欠けた素材は時計のずれと見分けがつきません。実測(30 分・中央で欠落): 欠落 0.05 秒 → 「-54.6ppm のずれ」、0.10 秒 → 「-91.3ppm」、0.30 秒 → 「-225.5ppm」と 誤って申告します。断れるのは 1 秒級からです。
  • ★速さで直すので、書き出したファイルの音の高さがわずかに変わります (805ppm なら約 1.393 セント)。プレビューでは変わりません(書き出しだけです)。 同時に鳴る別音源とうなりが出ることがあります。
  • ★直したあと、もう一度「調べる」で頭を合わせ直してください。 速さの補正だけでは頭が合いません。2 手で完全に揃います。 ★この 2 手目と、上の音の高さの断りは、画面にも出ます (素材ごとのセント数と、1 セントを超えたときのうなりの注意)。 0.2.0 を作る途中で、この説明が書かれているのにどこからも呼ばれていないことに気づいて繋ぎました。

「えーっと」「あのー」を探して、選んで切れる

0.1.0 には「声が出ていない時間」を切る無音カットしかなく、

「声は出ているが中身が無い」時間は手で探すしかありませんでした

(30 分の収録で 100 箇所を超えることもあります)。

  • 入り方: 音のあるクリップを選ぶ →「編集」→「文字起こし編集…」→ 「言い淀みを探す…」。
  • 辞書は 21 語(言い切れる語 13 / 前後の条件つき 7 / 語尾 1)。 誤爆するのでわざと入れなかった語が 9 語あります。
  • 勝手には切りません。 候補は確からしさの高い順に並び、1 件ずつ入り切りできます。 各行に、飛べる時刻・確からしさの%・語・前後 14 文字の文脈が出ます。
  • 「探す強さ」を控えめ/標準/強めから選べます。強めにすると語尾の「ですね」なども拾います。 ★同じ素材でも結果が変わるので、「何も見つからない」ときは強さを上げてみてください。
  • 「文字だけ消す」もあります。映像は一切切らずに、本文から言い淀みの文字だけ取り除きます。 テロップ・字幕をきれいにしたいだけのときはこちらです。
  • 誤爆しないことの実測: 「あの人が言っていたんですけど」「えー!本当ですか」 「『あの』と『その』は指示語です」はいずれも 0 件(以前はここを 0.38〜0.53 の 確からしさで切ってしまい、言葉の解説企画は 5 行中 5 行が誤爆していました)。

★限界

  • 言い淀みが何秒目にあるかは推定です。切る前に必ず目で確かめてください。 文字起こしは区間ごとの時刻しか持っておらず、語ごとの時刻はどこにもありません。 モーラ数の比で当て、波形があれば息継ぎの谷へ寄せますが、 波形は 0.05 秒に 1 点しかないので精度の上限は ±0.05 秒です。
  • 相槌の「あー」「うーん」も拾います。 対談・リアクション動画で切ると 相手への反応そのものが消えます。語だけでは区別できないので、人が判断する前提です。
  • 拾えないもの: カタカナ表記(エート / アノー)、「ええええと」のような同じ仮名の連打、 方言や個人の癖(「〜さ」「〜じゃん」)。
  • ★文字起こし編集の画面でやったことは Ctrl+Z の対象外です。 文字起こしはプロジェクトに保存されず、画面を閉じれば消えます (切った結果そのものは Ctrl+Z で戻せます)。

診断タブに検査が 2 系統増えた(調べる種類が 6 → 13)

タイムライン下の「診断」タブ(「解析」→「編集を診断する」からも同じ場所)の条件バーに、

「伸びる条件(冒頭・テンポ・テロップ位置)」と

「音の演出(ダッキング・BGM の起伏)」が増えました。どちらも既定で入っているので、

そのまま「検査する」を押せば一緒に調べます。指摘は今までと同じ 1 枚の一覧に時刻順で混ざります。

伸びる条件が見るもの:

  • 冒頭(縦型は 3 秒 / 横型は 60 秒)の画が止まっていないか、音の頭が遅くないか、 テロップの頭が遅くないか
  • 画が動かない区間(縦型 10 秒 / 横型 15 秒から指摘)と、声が入っていない時間の合計・割合
  • テロップが、配信先の UI を避けた箱の縦の真ん中 60% の帯に入っているか

★「声が入っていない時間」は BGM と効果音を外して数えます。

外さないと、全編に BGM を敷いた企画で「間が長い」を丸ごと見逃します。

実測では、雛形 12 本のうち BGM を敷いた 9 本すべてが「無音 0.0 秒 / 0.0%」と出ていました。

警告の出方も測り直してあり、普通に編集した雛形 16 本で合計 142 件 → 21 件になりました。

音の演出が見るもの: 声にかぶる BGM が下がっているか(ダッキング)/

BGM が頭から終いまで平坦でないか・無音で戻るか・場面転換で動くか(起伏)/

効果音が 2 秒を超えていないか(2 秒ちょうどは合格)。

Chrome で本物の WAV を通した実測では、ダッキングを掛ける前は発話 6 区間すべてで下げ量 0.0dB、

掛けた後は 6 区間すべて 12.0dB になりました。

★限界

  • 視聴維持率そのものは測れません。 公開後のデータが要ります。 言えるのは「冒頭 3 秒の画素差が平均 0.25 で、止まっているとみなす下限 0.3 を下回っている」 までの事実で、「維持率が何%になる」は言いません。
  • 「どれくらい動けば十分か」も言えません。 同じ動きを絵のきめだけ変えて測ると 画素差は 0.000(単色)〜19.912(細かい質感)と桁で変わります。 素材によらず言えるのは「止まっている」かどうかまでです。
  • 声か BGM かの見分けは推定です。 名前に手掛かりが無い素材は確からしさ 0.5 どまりです。 トラック名や素材名に「BGM」「SE」「ナレ」を入れると当たります。
  • BGM だけの企画(音楽 MV・B ロール)では、無音の検査そのものを出しません。 「この企画は声を前提にした検査が当てはまりません」と断ります(合格ではありません)。
  • ★同じ種類の指摘が多いと頭打ちにして省略します。 実測で「54 件 → 12 件 + 省略 42 件」。 「12 件しか出ていない=12 件しか無い」ではありません。省略した件数は必ず書きます。

タイムラインの映像クリップにコマの帯が出る

0.1.0 では映像クリップの中身は音声波形だけで、絵が 1 枚も出ていませんでした。

0.2.0 では上下 2 段になり、上にコマの帯、下に音声波形が出ます。

実測: 中身の高さ 50px のうち帯 31px・波形 19px。音声クリップは今までどおり波形だけです。

マルチカムのグループ作成で、同時に音で合わせられる

「マルチカム」タブ →「グループを作る…」に「音で自動的に合わせる」が増えました(既定で入り)。

作るときに音の突き合わせが走り、進み具合が出て、途中でやめられます。

合わなかった素材は名前を挙げて「ずれ 0 秒のまま」と書きます(黙って 0 秒にしません)。

放送・納品の検査が「黙って間違える」のをやめた

  • EDL の存在しないタイムコードを、別のコマとして読み込んでいたのを直しました。 29.97 のドロップフレームには規格上「存在しない番号」があります。0.1.0 はこれを黙って受け取り、 00:01:00;00 を 2 コマ手前の 00:00:59;28 として読んでいました(警告も出ません)。 0.2.0 はその行だけ読み飛ばし、「このまま数えると別のコマになってしまうので断りました」と 警告に残します。実在する番号を誤って断らないことは 108,000 通り総当たりで確認しました。
  • 壊れた行(出点が入点より前)を、ディゾルブの送り出し行(尺 0)と区別して警告するようにしました。
  • 一覧に無いフレームレートを文字で渡すと 30fps で点検していたのを直しました。
  • 人物だけが動く実写でフィールド順を判定できず、しかも嘘の理由を返していたのを直しました。 0.1.0 は動きを画面全体の平均で測っていたため、背景が止まっていると動きが面積で薄まり、 「止まっている場面では原理的に決められません」という事実と違う説明を返していました (実際は判定に足る確信度がありました)。0.2.0 は画面を升目に分け、よく動く升目だけで測ります。 実測: 一部だけ動く 30 通りの絵で 14/30 正解 → 30/30 正解・誤答 0。
  • 黒帯のある絵で同じ画素が 2 行に重複して報告される不具合を直しました。
  • 面積許容の指定が黙って別の値に化けていたのを直しました。空文字は「1 画素でも不合格」、 true は「許容 100% = 何も落ちない」に化けていました。
  • 知らない納品先が黙って無検査(実質合格)になるのをやめました。
  • EBU R103 の輝度判定を実装しました(原典 EBU R103-2000 v1.1 を読んで数値を確定)。 逸脱した画素の面積が 1% を超えたかを、検査結果の理由文で言い分けます。

★挙動が変わる点(納品の判定に効きます)

「RGB に戻せない画素(invalid)」の合否が緩くなりました。

0.1.0 は 1 画素でもあれば無条件に不合格でしたが、0.2.0 は違法画素と同じ面積許容(既定 1%)に乗せ、

許容の内側なら注意(合格)にします。EBU R103 本文が「面積 1% を超えたときにだけ

out-of-gamut と表示せよ」と定めているためです。1 画素でも落としたい場合は

面積許容に 0 を指定してください。

★限界: 判定に使っているのは EBU R103-2000(旧版)の数字です。

新しい QC 項目 0051B は別の数値を使っており、そちらには合わせていません。

作る側・配る側の変更

  • 「作ったのに画面に出ない」を機械で見張る検査を新設しました(npm test に入っています)。 このリポジトリで一番多い壊れ方は「バグ」ではなくモジュールが繋がっていないことで、 単体の自己診断では原理的に見つけられません。配線層が実際に呼んでいるかを原文照合で見ます。
  • 同じ検査を 2 度回して答えのぶれを見張る道を足しました(npm run test:twice)。 合否か項目数が 1 つでも食い違えば、1 度目が通っていても不合格に倒します。 ★これが初仕事で 1 件釣り上げました(下記)。
  • 壁時計で速さを見ていた検査を、較正式に直しました。 「1920×1080 の 1 枚が 200ms 未満」という判定は機械の混み具合で裏返っていました。 実測: 空きで中央値 105.9〜158.1ms、10 並列で混雑させると 308.5〜320.6ms(必ず落ちる)。 同じ場で基準の仕事を測ってその比を見る形にしたところ、実時間が 3.03 倍動く範囲で 比は 30.1〜43.1 に収まりました。
  • 0.1.0 の配布物に、作業用の走り書き 5 本(計 10,572 バイト)が混入していました。 0.2.0 では消してあります。当時の配布物の検査は 47 項目すべて合格と言いました (js/ の中身を見ていなかったためです)。同じことが起きないよう、 「js/ に .js 以外を置かない」を試験で見張り、配布物の検査でも js/__ を弾き、 配布物の検査を npm run dist の最後に繋ぎました。
  • 設定画面が TSUGIME の版を「Electron の版」として表示していたのを直しました (「Electron 0.1.0」という実在しない版が出ていました)。
  • 手順書 docs/publish.md の食い違いを直しました。転送(リダイレクト)の決まりが実物と逆、 存在しない画面(設定 → 更新)の案内、実際に出る文言と違うトラブル表の行、 引数 2 つ(--channel / --dist)の説明漏れ。
  • 自動で回る自己診断が 68 本・50,142 項目になりました (増分の 87% は言い淀みカット 1 本ぶんです)。

今もできないこと(0.2.0 で直していません)

  • multicam.js が持っている同期の仕組み(syncGroup)は、どこからも呼ばれていません。 同期の方式に「音声波形」という選択肢が用意され、実装もありますが、 呼び出し元が 1 つも無く(js/ 全体を調べて 0 件)、 さらに探している関数名が sync-audio.js のどれとも一致していません。 マルチカムの音合わせは「マルチカム → グループを作る…」の 「音で自動的に合わせる」を使ってください(こちらは別の経路で動きます。 0.2.0 で入った機能です)。同じ仕事をする道が 2 つあり、片方だけが繋がっている状態です。
  • 更新の配り先が決まっていません。 electron/updater.cjs の DEFAULT_CONFIG.manifestUrl が空のままなので、この版は手渡しでしか届きません。 利用者側から URL を入れる手立てはありません(設定画面に更新の項目はなく、 足すべきでもありません。他人の exe を指させられるようになるためです)。
  • 配布物に署名していません。 更新の安全は「https で取れたこと」と 「sha256 が合うこと」だけに支えられています。

0.1.0(2026-09-08)

最初の配布版。